毎日のように続く肩こりと重くすっきりしない頭痛に悩まされ、湿布や頭痛薬で一時的に紛らわせているという方も多いことでしょう。頭痛のほとんどは、習慣的な体勢の悪さによる骨格のずれによって引き起こされる「筋肉のこわばり」や「血行不良」が原因です。また頭痛と肩こりは同じ原因を持っていることから、肩こりがひどい人は頭痛もちである場合も多くなっています。
一日中頭全体が重くズキズキと痛む方や、一日のうちデスクワークがほとんどで、頭の後ろから首筋にかけてずっしりとした痛みが起きる方は要注意です。またスマホを長時間見る習慣があり、首や肩が凝っていて、目の奥の神経が痛くなる方も注意しましょう。
当院では、整体によって「頭痛」の種となっているこういった体の歪みを矯正していきます。この記事では「整体とは何か」、「なぜ頭痛が起こるのか」といったことをわかりやすく解説していきます。
「整体」と「頭痛」の関係性について
整体は肩こり・腰痛といった症状の原因である、骨格の歪みを矯正しボディバランスを整えることを目的としています。骨格を正しい位置に戻すことで、圧迫された血管や神経を正常に戻し、血行不良などによって引き起こされた症状を改善できるのです。
頭痛や肩こりは血行不良や筋肉のこわばりから起こっている可能性が高いことため、整体によって改善することが可能だといえるでしょう。
整体で治せる頭痛とは
日本人の約4,000万人が頭痛もちだといわれています。重大な疾患と関係ない、慢性的で身近な存在となってしまっている「頭痛」には、主にふたつの種類があるのです。
脳の血管が拡大して起こる「片頭痛」
目の奥やこめかみなど片側が脈打つように痛むのが特徴で、なんらかの原因によって脳の血管が拡張し神経を圧迫することが原因といわれています。こちらの頭痛はストレスや寝不足、寝すぎといったことがきっかけで起こるものです。ホルモンバランスが関係していて、遺伝的な部分が多いとされています。
肩や首の筋肉のコリで慢性的に起こる「緊張性頭痛」
頭全体が重く締め付けられているような痛みが特徴です。デスクワーカーの方や、姿勢が悪く首や肩などの筋肉に負担がかかっている方に起こる頭痛をいいます。また眼精疲労による肩こりも、こちらに分類されるでしょう。当院では筋肉のコリや血行不良などの原因で起こる頭痛を、整体によって解消することを目指しています。
「頭痛」と「肩こり」の関係性と解消法
血行不良によって筋肉がこわばり、悪い姿勢で長時間過ごすことによって首や肩の神経が圧迫され、頭痛が引き起こされます。整体を行うことにより姿勢を正し、頭痛を解消してくのがおすすめです。
スマホやPCの長時間の使用が「肩こり」と「頭痛」を引き起こす
ストレートネックといわれるこの症状は、首の骨のカーブが小さくなってしまうことをいいます。ただの「肩こり」とは違い、頭痛やめまい、憂うつな気分になるなどといった症状を引き起こします。現代人の体は、数十年前まで普及していなかったスマホやPCを長時間使うようにできていません。以下の体勢をとりやすい方は、とくに注意が必要です。
- 猫背の状態や骨盤を後ろに倒した状態で椅子に座る
- デスクワークなどで長時間同じ姿勢でPCを使用する
- スマホを使用するとき、頭が下がり視線が下向きになっている
「頭痛」と「肩こり」を改善する簡単な方法
上記のような姿勢は血管が圧迫され、重力によって骨や神経に負担がかかります。次のような姿勢を徐々に習慣づけることによって、「頭痛」や「肩こり」を少しずつ改善できる可能性があります。
- 椅子には軽く腰掛け、骨盤を前に倒すようなイメージで、頭のてっぺんからお尻を一直線にして座りましょう
- 長くても1時間に1度は立ち、軽いストレッチをしましょう（水分をこまめにとるとトイレが近くなりますので、自然と席を立つ回数を増やせます）
- PCやスマホの使用する位置を目線に合わせ、なるべく頭を下に向けない姿勢を取りましょう
- 睡眠時の首の位置で頭痛や肩こりが起きることもあるため、できるだけ首に負担のかからない枕に変えてみましょう
- お風呂やシャワーのあとホットタオルで肩や目を温め、血行をよくし筋肉の緊張をほぐしましょう
一日のうち気が付いたときに少し姿勢を正してみるだけでも、「頭痛」「肩こり」などの不調がかなり緩和されるはずです。ぜひ実践してみましょう。
まとめ
肩こりや頭痛は、血流を改善することでなくしていくことが可能です。整体で血流を改善し、身体全体のバランスを整えることによって、肩こりや腰痛といった体の不調を改善することも可能となります。
「前田鍼灸接骨院」では、専門的な知識をもとに皆さまの「頭痛」や「肩こり」といった体の不調を、根本から探り改善していきます。今回ご紹介したような慢性的なつらい頭痛がある場合は、ぜひともお気軽にご相談ください。
